家計見直しの障害物
家計見直しをする際、大きな支出を減らすことがコツですが、解約すれば支出の必要がなくなる保険に対し、住宅ローンは完済するまで支出が続きます。また、往々にして住宅ローンの支払額は多額になっており、年収の2割から3割を占めていることも少なくありません。
当然、家計見直しをしたくても住宅ローンの存在感が大きすぎて思ったような見直しができないことが多いのです。家計の見直しがスムーズに進む人の多くは、賃貸住宅に住んでいる人なのです。
住宅ローンは早く返そう
このように家計見直しをするにあたって、住宅ローンは「お荷物」になります。そのため、できるだけ早期に返済することが大切です。そして、返済自体に無理がなければできるだけ臨時弁済を続けることです。
住宅ローンの理想は、ボーナス払いをせずに毎月の給与だけで返済する方法です。そして、ボーナスで物を買うことを最低限にして、できる限り住宅ローンの臨時弁済に充てるのです。債務を減らすことで自分の負担が少なくなります。
貯金より臨時弁済
最近の低金利で、投資をした方が住宅ローンを返済するより賢いという風潮があります。しかし、住宅ローンは「負の財産」です。ローンですからいつかは返済することが当然です。新しい、投資や貯金を始める前に住宅ローンを返済することが優先なのです。